私が、教頭になったのは46歳のとき、着任したのは富士高校でした。

着任してすぐに考えたのは、今、この学校で足りない点は何かということです。当時の富士高校は隔年で生徒が集まらない現象が続いており、私が行った年は二次募集が予想される年でした。先生方に頼らず、この問題を解決するには?それなら直接中学校に行き、富士高校の良さをアピールすればよいと考えました。当時の都立高校ではほとんどやっていない事です。

新宿、中野、杉並、練馬が当時の学区域(広かった)で、学校の自転車(後に教頭専用車ができました)で全中学校を回りました。中学校の先生からは富士の教頭が来たとチョットした話題になったものです。

始める前に教職員の皆さんに、今年は二次募集が予想される年ですが、もし、そうならなかったら学校訪問の成果だと事前に告げてから始めました。結果、宣伝効果は抜群でした。他がやっていないのですから予想以上の成果です。こんなやり方もあるのかと、先生方の見方も変わってきました。以後、私がいる間二次募集はありません。

先生方からは、面白い教頭が来たと可愛がってもらいました。