富士高校の名物に文化祭の階段アートがあります。
参考:https://www.metro.ed.jp/fuji-s/news/2023/09/newsentry_218.html
私が着任した当時は、校内の階段等が主で、シンデレラ階段(生徒の昇降口前の大階段)は、規模も小さいものでした。生徒の喜ぶ顔が好きで教員になった私は、それなら、とことん派手にやろうと生徒会や文化祭実行委員と相談し、シンデレラ階段の装飾の拡大と、昇降口の天井部分から、垂れ幕をつるそうと計画を立てました。天井部分の垂れ幕を下げる部分は私が引き受け、昇降口の屋上に上がり、大工仕事を請け負いました。生徒たちの力はすごいもので、階段アートは思っていた以上の大作が完成しました。
翌々年には、地下鉄出口から校内に入る裏口の階段にも装飾が広がったのには驚かされました。結果として良いものは、代々伝統として引き継がれていくものです。今では、まさしく富士高校の名物として顔ともなっています。生徒が達成感を得られるよう手を貸してあげることは大切なことだと思っていますし、生徒以上に自分も一緒に楽しみながら取り組むことが、生徒のやる気に繋がるのだと思っています。
次回は私がいろいろと考え、実践していく原点になった先輩方の教えや、経験を紹介させていただきます。