
挨拶と共に取り組んだのは校内美化です。当時の校内はともかく汚い。汚い環境では心が荒みます。そこで、校内をきれいにすることを考えました。生徒が進んで掃除をする環境ではなく、放課後の清掃も先生方が一人で頑張ってやっている状況でした。それでも諦めず「一緒に掃除をしよう」と声をかけ続けてくれました。先生方の頑張りは徐々に成果が見えてきて、2年目に入るころには、生徒が一緒に清掃に取り組むという成果が見えてきます。
校長の私も教員と同じです。私が目をつけたのは、学校中いたるところに残っているガムを吐き出した痕です。何年もの間放置され、固まりになってこびりついています。毎朝の挨拶時に、後に校長三種の神器と言われる「ガム剝がし、ゴミはさみ、ビニール袋」を持ち、「ガムは吐き出さないように」と声掛けをしながら、ガムを削り取っていきます。最初は見ているだけの生徒も、徐々に「校長頑張って」と言ってくれるようになります。こうなると吐き出すことが少なくなり、校内巡回時のガム剥がしもの成果もあり、3年間でほぼ無くなるまでになりました。
さらに、PTAの協力を得て、校内清掃を行ってもらうと共に、授業を可能な限り見てもらいました。PTAの方々は、清掃のみでなく、花壇に花を植えるなど、さらに積極的に校内美化に取り組んでくれました。校内がきれいになるにつれ、全体に落ち着きが見えてくるようになり、環境を整えることの重要性を痛感しました。




