国立大学が4種類の評価を受けているとのことである。

監査法人も外部からのチェックを受けている。受ける側のセンスにもよるが、多かれ少なかれ、マニュアル作りや膨大な資料作りなどの形式面の対応だけでかなりの労力を費やしている。

監査法人とは評価する主体も趣旨も異なるが、国立大学が4種類の評価を受けるとなると単純に言えば最大4通りの対応が必要になる。そのほか財務面でも監査法人の監査や会計検査院の検査も受けているはずであるから、その対応のために割く時間は相当なものだと推測される。“評価を受けるために仕事をしているような気がしてくる”、大学側から発せられている不満は恐らくそのような意味だろう。

税金が投入されているので外部からの評価は必須だが、評価されることによって大学の質が上がるならまだしも、評価への対応に追われて教育・研究が疎かになってしまっては意味が無い。アメリカの警察は、速度違反の取り締まりをする時は時間と場所を公表すると聞いたことがあるが、日本の警察は物陰に隠れていわゆる「ネズミ捕り」をする。どちらが効果的なのかはわからないが、今回の投稿を読んでそんな話を思い出した。

 

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