注:以下の内容は個人的な感想であり、所属する組織の見解や法令等に基づくものではありません

 

日本の若手研究者に、自由な研究に挑戦できる環境が無いとの指摘である。

 

以前テレビで見た大学院生は、研究もそこそこにアルバイトに精を出し、就職もしておらず将来に不安を感じていた。全てがそうではないだろうが、大部分がそのような環境にあると思われる。

 

コロナの感染が広まり、これに関する論文が出てきているが、11月10日時点で日本は16位だそうだ。浜口氏が知る以前の日本では、論文数が多く、現状が信じられないと嘆いている。

理由の一つと考えられるのが、国立大学の法人化による運営交付金の漸減と書かれている。研究者が自由裁量で使えるお金が減ってしまったとある。今は科研費(科学研究費補助金と思われる)に応募し、採用されなければ研究は中止せざるを得ない。こうなると研究者は研究費を取りやすい分野に研究テーマを絞らざるを得ない。やりたい研究は二の次になる。

 

コロナが大流行して、今まで知らなかった研究者などが毎日のようにテレビで解説するようになったが、こんな研究者や専門家がいたのかと驚くとともに、研究者がいて助かったなと人ごとのように感心していた。政府の対応が結果オーライだったと検証報告書の記載があったが、実際のところ暗中模索の対応だったのかと思うと寒くなる。研究者がいなかったらどうなっていたのだろう。

 

限りあるお金を研究だけに費やすわけにもいかないが、少なくとも日銀が株価を吊り上げるために資金を投入するよりも、教育研究に資金を回す工夫があっても良いと思う。研究成果が出なければ、海外からの留学生も来なくなるし、日本のブランドも失墜する。

コロナを機にIT分野は大きく改善される気配が出てきたが、研究の場も見直されるきっかけになればいいと思う。

 

 

さざんか(?自信なし):花言葉は「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」。冬の季語であるが九州・四国が北限で、東京で見かけるのは改良種とのこと。