コロナウィルスが猛威を振るい、学校の現場でも9月入学が本気で議論されるほど図らずも見直しの契機となった。

学校にも小中高大と様々なステージがあり、大学は入学した時から個人IDが付与されるなど、ある程度IT化された環境であるが、小学校などは地域密着のため毎日通うことが当たり前になっていた。ここにITを導入しようとすると、様々な課題が出てくる。この記事の筆者はご自身が勤める中学校などの事例を紹介されているが、解決してきた課題を書きだしたら、この紙面だけでは足りなかっただろうと想像する。

私の職種でも、いわゆるテレワークが思いのほか順調に進んだ。海外ではある程度進んでいたそうだが、日本では現場に行き、証拠書類を直に見て、担当者に聞く、という手続きが当たりまえで、テレワークなど口にしただけでも変人と思われそうな雰囲気であった。これからテレワークを原則とする会社も出てくるようで、社会全体が根底から変化する可能性がある。

日本の教育現場はIT化が遅れているとテレビの解説者が言っていたが、これからかなり改革されることだろう。ただ心配なのは、推進役の想像力の欠如である。大学入試の英語を民間に、といった方針が現実的でないとして撤回されたように、広く深く検討してから実行しないと形だけのIT環境が出来てしまう。